IWCは、インヂュニアのモデルチェンジを敢行。Watches and Wonders Geneve 2023で新作「インヂュニア・オートマティック 40」をお披露目した。
最大の見どころは、ジェラルド・ジェンタのデザインのリファインだ。つまり、新しいインヂュニアは1976年発表の「インヂュニア SL」をベースに、現代的なスポーツウォッチに仕上げているのが特徴だ。
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では“ジャンボ”の相性で知られるインヂュニア SLと、新しいインヂュニア・オートマティック 40のデザイン上の相違点はどこにあるのか。
まず、インデックスや文字盤のパターン、IWCスーパーコピー時分針など、各パーツの意匠を太くしたことが挙げられる。これにより、視認性が高くなり、スポーツウォッチとしてのキャラクターを強く印象付けることになった。
スポーティの強調という側面では、リュウズガードが追加されたことも重要だ。仏語・独語で“エンジニア”を意味する言葉をモデル名に冠しているように、元々、インヂュニアは放射線技師などのエンジニア向けたツールウォッチとして開発したシリーズであり、それは70年代のジャンボも変わらなかった。
しかし、インヂュニア・オートマティック 40は前述したデザイン上の特徴もあって、明確にスポーツウォッチとして位置付けられていることがわかる。
IWCはポリッシュを効果的に取り入れることで、高級感をプラスすることにも成功している。オリジナル以上に細かく、はっきりと施されたサテンと対比するように、ケースとブレスレットの稜線およびベゼルと中ゴマの側面は美しいポリッシュ仕上げとなった。
これらのコンビネーションがジェンタデザインと相まって、インヂュニア・オートマティック 40がかつてない“ラグスポ”感を手に入れたのは見逃せないポイントだ。
新しいインヂュニアは、3つの文字盤バリエーションをもつステンレススチールケースモデルと、グレー文字盤を採用するチタンケースモデルの計4型をラインナップする。厚さ10.7mmと薄く、またエルゴノミクスを謳った手首に沿うケースをもつだけあり、軽量なチタンモデルはさらに装着感が優れている。
もちろんインヂュニアの伝統に則り、ムーブメントは軟鉄製のインナーケースに包まれており、高い耐磁性能を確保している。搭載するCal.32111は約120時間のロングパワーリザーブを有するなど、実用性の向上にも余念がない。
薄型ケースを求められるラグジュアリースポーツウォッチは、耐磁性能やパワーリザーブといった要項に制約がつきやすい。この点においてインヂュニア・オートマティック 40はコンペティターに対し、大きなアドバンテージをもっていると言えるだろう。